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スーツにニットのベストは合う?

スーツにニットのベスト

トレンドとして、ニットのベストがきている

スーツにニットのベスト?と思うかもしれませんが、最近のトレンドとして、スーツにはセーターやカーディガンより、ニットのベストを合わせることに人気があります。袖がなければ、ジャケットの下に着こんでも腕周りのごわつきが少ないためにシワが出ることもなく、すっきりとしたまま着こなせますので、若い世代でもニットのベストをスーツに合わせて着こなす方が増えているのです。通勤の電車やバス、会社に着いてから建物の中にいれば、暖房が効いていますから、セーターやカーディガンでは暑くなるということもあるのでしょう。ニットのベストなら、ジャケットを脱いで丁度よく、秋冬はもちろん、寒さが残る春先にまで着ていてもおかしくはなく、重宝するアイテムになっているのです。前ボタン付きのものなら、いつでもすぐ脱ぎ着ができますし、髪の毛の乱れを気にすることもありませんから、おすすめのタイプではあります。暑がりの方は、真冬でもスーツの下に何かを着たい、着ようという発想はないかもしれませんが、寒がりの方はとにかく何かを着たいと思うでしょう。そんな時に気軽に着られるアイテムとして登場するのがニットのベストになります。

 

ニットベストでお洒落ができるのは、企業次第

よくIT関連企業やベンチャー企業などは社風が自由ですから、社内でのスーツ姿も自由度の幅のある企業が多いのではないでしょうか。1日中、ジャケットなしでニットのベストを着て過ごす方も見られるようです。そのような企業では、寒さ対策というよりは、すでにニットのベストがお洒落アイテムとして定着しているかもしれません。周りがニットのベストを着ている方ばかりなら、個性的なアーガイル柄、千鳥格子柄、グレンチェック柄などを着たり、好きな色を着たりしても浮いてしまうことはないですし、批判されることもないですから、最近のトレンドを十分に取り入れた着こなしが思う存分可能になります。そういう会社は、男性のニットのベスト姿も素敵でしょう。

 

ニットベストを着こなす

NGな色は外して、いろいろチャレンジ

スーツの下にニットベストを着るなら、丸首タイプとVネックタイプのどちらがよいのでしょうか。一般的には、夏はクールビズでノーネクタイであっても、秋冬や春はネクタイ着用の会社が多いでしょうから、そうなるとVネックタイプのほうがしっくりと決まるでしょう。実際、売り場を見てもVネックタイプの品揃えが多くなっているようです。ノーネクタイで年中いられる会社なら、どちらでも良いかもしれません。ワイシャツの上にベストがきて、ジャケットを羽織るということになりますから、ビジネス上で着るニットベストの選び方としては、「スーツと同色系のもの」「スーツの差し色となるもの」という2つの視点で選ぶと良いでしょう。同系色だと落ち着いた感じになりますから、割と年配層向きで、差し色だと華やかさが加わりますから、割と若い年代向きかもしれません。ビジネスシーンにおすすめの色としては、黒、グレー、ネイビー、濃紺、ワインレッド&バーガンディ、薄青、グリーンやターコイズブルー(濃淡で季節を演出)、ブラウン、ダイヤ柄などが挙げられます。基本は無地が良いでしょう。逆にNGな色は、赤、黄、ピンク、ビビッドカラーなどで、当り前といえば当り前のことになりますから、コーディネートには注意したいものです。

 

スーツとベストを着こなすセンスを磨きたい

海外のモデルが、スーツの下にベストを着こなしている写真をよく見かけませんか。日本人と比べて、何とカッコ良いのでしょう。それは、着こなしが上手だから。いつものことで、着慣れているのです。素材を選んで季節を問わずに着こなしているからこそ、ワードローブとして身についているのでしょう。本来は、スリーピーススーツに代表されるように、同じ生地素材を組み合わせて着るのが王道ですが、そこを実用性も兼ねて秋冬はニットベストにあえてしてみると、スーツとの異素材の組み合わせがとてもお洒落に映ったりするのです。もっとも、センスを磨かなければなりませんが。

 

こんな時にスーツと着たくなるニット

実用的に防寒着として着ることもあり

スーツにニットのベスト。お洒落から着るという観点も確かにあるかもしれませんが、寒い季節、男性でも寒がりの方なら、実用的に防寒着として着ることもありではないでしょうか。スーツにニットのベストやセーターなどを絶対着てはいけないという法律はありませんから、お客様と会うような時は脱ぐようにすれば、社内で着ている分には構わないでしょう。寒さを我慢して体調を崩すくらいなら、スーツ+ニットのベストの組み合わせぐらいは許すような環境であって欲しいものです。

 

色の組み合わせは、経験やセンス

春先になると、新入社員は入社式、ベテラン社員でも年度末の仕事などで忙しくなり、スーツで取引先を飛び回る機会も増えるのではないでしょうか。そうなると、社内で私服だった方もスーツを着る機会が多くなる時期でしょう。そうはいっても、まだまだ寒い中、社内にいるなら暖かいニットベストを着たいと思う日もあるかもしれません。社内なら、ジャケットのボタンを全部外して着ていても、お洒落なニットベストが見えていれば、だらしなくは映らないはずです。スーツの色との組み合わせで、おすすめしたいお洒落なニットベストの組み合わせは、ネイビーのスーツ×ワインレッドのニットベストです。中のワイシャツもブルーにすれば、一層お洒落度が増して映えるでしょう。白のワイシャツもオーソドックスで清潔感があって良いのですが、大人のお洒落度を演出したいなら、絶対ブルーがおすすめです。ネクタイはあまり目立たせず、ネイビー系でまとめると、全体の一体感がお洒落上級者としての品格をもたらします。また、意外と簡単なようで難しい同系色の組み合わせの着こなしが、スーツのネイビー×ニットベストのネイビーですが、品格という点では王道で申し分ありません。比較的、スーツのネイビーを明るめにし、ニットベストのネイビーをダークにすると、センスよく落ち着いてまとまります。色の濃淡で微調整をする経験の差が出るでしょう。

 

ニットを着るべきでないスーツのTPO

個性をごり押しするものではない

寒い時期にはニットベストを着ることを会社に許していただきたい一方で、厳しく、厳密なことをいうと、本来はスーツにニットベスト、セーター、カーディガンなどはカジュアルの組み合わせになりますから、正しい着こなしではないのです。ですから、社内では許容されるとしても、他社へ訪問する時や他社からお客様がお見えになる時、役員方がお見えになる時は、着用するべきアイテムではないでしょう。そういう意味からも、もし着ていたとしてもすぐ脱ぎ着できるようにしておいたほうが良いのです。スーツというのは、ビジネスシーンにおいてはフォーマル的な扱いですから、カジュアルアイテムとは相容れない性質のものだからです。周りがニットアイテムを着るような環境でない場合は、上司に許可を取るとか、周りの雰囲気を察して着るようにすることも社会人として大事な気配りでしょう。周りが着ていないのに、個性を出そうとしてごり押ししても、浮いてしまうだけです。また、新入社員の時や就活の時は、着用は避けなければならないでしょう。

 

ファッションには自由さも、TPOもある

時代によってルールはいろいろですが、仕事着となるビジネススーツには、第一に取引先となる相手方への気遣いが必要で、不愉快さを与えない服装が求められます。ベストをプラスするとなると、基本的には男性の場合にはビジネスカジュアルと呼ばれる服装になりますから、自社の服装基準の確認や取引先となる相手方への確認は、社会人としてのマナーでしょう。ちょっとスーツに加えるアイテムだとしても、重ね着をする場合にはこのような周囲への気配りやセンスが欠かせないのです。もし、ビジネスカジュアルが許される環境だとしても、組み合わせを誤って品位のない服装になってしまうと、それだけで業務上の信頼を失ってしまう可能性もあることも社会人なら考えておかなくてならないのです。ファッションには自由さもありますが、TPOもあることも忘れないようにしましょう。