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スーツに生えたカビの原因は

スーツのカビは湿気が原因

湿度を上げないような環境にすることが重要

じめじめした梅雨の時期、湿度は常時80%以上にも上ります。気圧が低いと体調にも影響し、頭痛やだるさを引き起こすこともあるほど。湿気がある時期は、保管している衣類をはじめ、日常で使用している吊るしの衣類にとっても良くない時期になるのです。高温多湿の日本だからこそ、知らないうちにカビだらけということもあるでしょう。そうなのです。日本は梅雨時だけではなく、オールシーズンがカビに注意しなければならないのです。カビが生えやすい条件は、温度20~30℃、湿度70%以上ですから、オールシーズンになってしまうのも納得ということでしょう。最近の住宅の構造上、機密性が高く、1年中快適に過ごせるようになっていることが、かえってカビの居心地を良くしてしまっているのです。スーツを保管するようなクローゼットやタンスなどにおいては、湿度が70%以上になりやすく、特に密閉状態であると、雨天時には90%以上になってしまうこともありますから、湿度を上げないような環境にすることが重要になるでしょう。

 

対除湿と応急処置、クリーニングで応戦

スーツにカビが生えてしまった経験は、1度や2度はあるのではないでしょうか。その大きな原因は湿気なのですが、特にスーツは、薄物のYシャツやTシャツなどに比べると生地に厚みがありますし、その分、一旦水分を含んでしまうと湿気がこもりやすくなってしまうのです。また、スーツを取り替えようとする時に、今まで着ていたスーツを、後でクリーニングに出すからといってしばらくハンガーに吊るしたままでいたり、たたんだままでいたりすると、それまでに浸み込んだ食べこぼしのカスや液体、汗や皮脂などがついたままですから、カビが生えやすい原因になってしまいます。対除湿は、除湿剤や除湿器の使用、1年のうちこまめに収納場所まで換気をすることしかありません。とにかく、カビてしまったら、応急処置をするなり、すぐクリーニングに出すなりすることをおすすめします。

 

スーツをカビさせない方法

スーツをカビさせないなら、細心の注意が必要

スーツをカビさせない方法、あるいはスーツをカビさせない注意点がありますので、4点を見ていきましょう。まず1点は、スーツを含めた衣類同士をキツキツに詰めて吊るしたり、狭い場所にまとめたりするようなことがないようにすることです。理想的な間隔は、コブシ1つが入るほどになります。2点めは、クローゼットや収納スペースは締め切らないことです。開けっ放しでいなくても良いのですが、なるべく1日1回は開けるようにし、天気の良い日はなるべく1日中あけておくことをおすすめします。3点めは、クリーニングから戻って来た後のビニール袋を取って保管することです。埃がつかないようにとかぶせたままにする方がいますが、それは間違いで、そのままだと湿気が溜まりやすくなってしまいますので、必ず、ビニール袋は取るようにしたいものです。2~3時間ハンガーに吊るし、十分乾燥させてからしまうようにしましょう。最後は、一度でも着たスーツは、その辺に放置せず、すぐに自分で洗濯をするか、クリーニングに出すかの対応を素早くすることです。要は、注意していても、し過ぎることはないということでしょう。

 

 

クリーニングをしてからの保管方法が大事

たまにしか着ない礼服やスーツ、手元にあるのではないでしょうか。よくある言い訳なのですが、「一度しか着ていないから」「短い時間しか着ていないから」「汚したわけではないから」などといって、一度着たものをそのままにした結果、次に見たときにはカビだらけになっていたことも珍しくはありません。たまにしか着ない礼服やスーツは、どうしても長期間保管をしなければなりませんから、そのような場合は、何といってもとりあえずクリーニングに出すことをおすすめします。これで1回はキレイになるからです。しかし、ここからが問題です。戻って来た礼服やスーツのビニールカバーは取り、陰干しで湿気を飛ばし、除湿剤や防虫剤を用意してから収納しないと、また同じことになってしまいます。

 

スーツのカビを自宅で取る方法

自宅で洗えるスーツであれば、とりあえず可能

スーツに生えてしまったカビには、大きく分けて白カビと色素系のカビがあります。自宅で洗えるスーツであれば、とりあえずの応急処置程度にはカビ取りが可能ですが、作業は必ず屋外でするようにしないと、カビの菌をまき散らす原因になってしまいますから、注意が必要です。時間が経てば経つほど、スーツのカビはとれにくくなりますので、早めの処置が大事になります。

 

カビの種類別、スーツのカビを自宅で取る方法

白カビと色素系のカビを取る際、白カビ取りをする3つの方法から説明をしていきます。1つめは、まずスーツのカビを払い、30℃程度のお湯に浸し、固く絞ったタオルでたたくように拭きます。乾燥は、アイロンを使用して行います。2つめは、消毒用エタノールでブラッシングすることです。同じくまずスーツのカビを払い、カビ部分に消毒用エタノールをつけたハブラシでたたくようにブラッシングし、最後はアイロンでしっかり乾燥させます。3つめは、ハッカ油でブラッシングすることです。同じくまずスーツのカビを払い、 カビ部分にハッカ油スプレーをかけ、ハブラシでたたくようにブラッシングし、最後はアイロンでしっかり乾かします。次に色カビ取りです。色カビは根が深いために漂白が必要ですので、スーツがダメになってしまう可能性があることは念頭に置きましょう。用意する物は、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、オスバン、ヂアミトール(殺菌・消毒剤)、つけ置き用バケツ、スプレーボトル、ゴム手袋です。①まずカビを払う②ゴム手袋をして水500mlと殺菌・消毒剤20mlを混ぜ、カビ部分にスプレーし、5~10分放置③つけ置き用バケツに50℃のお湯と過炭酸ナトリウムを混ぜ(お湯1ℓにつき過炭酸ナトリウム10g)、つけ置きしながらもみ洗いとハブラシやたわしでたたく⑤そのまま約1時間浸け置き⑥状態によって、③~⑤の繰り返し⑦洗濯機で洗い、陰干し⑧乾いてから、カビ予防で②のスプレーをかける。ということをします。

 

 

カビが生えたらクリーニング屋に相談

カビが生えたらクリーニング屋に相談すること

よく、換気を十分に行い、家具のすき間も空けるようにという、梅雨の時期ならではの対策を耳にしますが、元々、住んでいる部屋がどうしても湿気の溜まりやすい場合には、自分の力だけではどうしようもないことがあります。また、衣類が多くて保管するスペースがないとか、どうしてもギュウギュウ詰めになってしまうなど、住んでいる住環境を何とかする他ないようなこともあるでしょう。普段は、仕事などで不在なことも多いかもしれませんし、なかなか部屋の風通しを常時良くしておくことは無理な場合もあります。ビジネスマンなら、保管している衣装の中に、衣替えをしたスーツなども含まれるでしょう。それらにカビが生えてしまったら大変です。せっかくクリーニングに出してあったものなら、またクリーニングをし直さなければなりませんから、余計な手間と費用までかかってしまいます。それならいっそのこと、クリーニングを出したついでに、保管付のクリーニングを検討してみることも一つの手かもしれません。クリーニング屋に相談してみましょう。保管付のクリーニングをしてくれるところであれば、だいたい最大6ヵ月間は無料で保管してくれますので、相談をしてみる価値はありそうです。

有料のシミ抜き加工でも、落ちないこともある

クリーニング屋にカビが生えた衣類が持ち込まれることは、日常茶飯事だそう。よほどの状態でなければ、断られることなく、クリーニングはしてもらえそうです。薄いようなカビが少しずつついているようであれば、シミ抜き加工をお願いしなくても、普通のドライ洗いで済むようですが、ベタベタとしっかりついてしまったようであれば、有料のシミ抜き加工をしなければならないこともあるでしょう。ケースバイケースですから、クリーニング屋に相談することをおすすめします。ただ、有料のシミ抜き加工をしたからといって、どんなものでも必ずカビが消えるとは限りません。それは、クリーニング屋に相談した時点でいわれるでしょう。